Iconic World Tour
現代においても古代の遺跡や過去の世界の痕跡を風景の中に見出すことがある。そして、その風景は古代より連綿と今日に続いている。その歴史の中で幾多の世界を変える出来事やそこで生きる人々に幾多の物語があったのだろうか。その歴史のその場所を幾多の人々が往来したのだろうか。そしてその場所を今日も幾多の人々が、それぞれの想いを胸に抱いて通過する。イギリス、南イングランドの道をドライブしていると、眼前に現れた緩やかな緑の山の斜面にホワイトホースが浮かんできた。そのホワイトホースは山の中腹に描かれたヒルフィギアであった。先史時代の遺跡と称されるものであるが、大地のアイコンのように思えた。このアイコンに誘われてアイコンを巡る旅がスタートした。
Photo: FUIGOLAND LLC
先史時代の遺跡とケルト文化とは直接の関係はないが、ケルト人たちが先史時代の思想や世界観に憧憬しこれを引き継いでケルト文化を醸成したのではないだろうか。またケルト人たちは先史時代の遺跡やオークなどの樹木をアイコンとすることで、豊かな世界観を創り上げて行ったのではないだろうか。そんなアイコンを巡る旅の始まりである。
ケルトの歴史、文化、自然をアイルランド、イギリス、フランス、オーストリア、ドイツから紹介していくケルトツアー。太古の歴史を持つケルト文化
であるが、現代と言う地表から顔を覗かせている。
【幻想的】静かな森の ケルト音楽
フランス、ブルターニュ地方カルナックのドルメン
フランス、ブルターニュ地方カルナックのメンヒル(柱状列石)
3000にも及ぶカルナックの柱状列石
Photo: FUIGOLAND LLC
オーストリア、ハルシュタット湖
オーストリア、ハルシュタット湖
ヴェルデンベルク州立博物館(ド
イツ、シュトットガルト)
ドイツ南西ネッカー川沿ホイネブルグ、初期ケルトの遺跡より)